フランス料理 平野
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イマイチ不人気の魚たち。

2017年1月19日

ヒゲソリダイと野菜のロティ、ルイユ添え

IMG_4728 ヘダイ(左)とハトダイ IMG_9634 ハトダイのバター煮

*フランス語で鯛は、dauradeドラド 、しかし厳密にはヘダイの類です。

ヘダイ 体色が、銀色のタイで玄海灘でもよくとれます。身が柔らかいので、たぶん刺身には向いてないのか、和食系の人気はイマイチ。火を通すとふっくらあがりとても上品で美味しいです。

*ハトダイという可愛い名前の魚、これも不人気、これも刺身に向かないのでしょうか。味は、淡白で非常にバターに馴染みます。皮目もオレンジ色で綺麗な焼き色がつき香りも秀。

*昨日 宗像で仕入れたヒゲソリダイ、同業のシェフによると余り評価良くありません。

初めてのヒゲソリダイ 興味津々、大当たりでした。綺麗な身は分厚く、血あいは鮮やか、コショウダイっぽい皮は火を入れるとトロッとして、身はとても上品な旨みがあります。 歯ごたえもあって刺身でも美味いと思います。

上記3種、真鯛より好きですね。

ハトダイは、クセがなく超淡白、タップリのバターの中で泳がせるように火入れします。いい香りが充満して、泡立ったバターを舐めるともう完璧にソースになってます。凄い。